3月定例市議会報告 平成25年度予算可決

 3月定例市議会が平成2年2月25日から3月19日までの23日間行われました。今定例会では49議案について審査が行われました。各常任委員会・予算特別委員会で慎重審議が行われ全ての議案が可決されました。本会議に於いてもすべての議案が原案可決されました。(私たち新政クラブは平成25年度一般会計予算案に反対しました。)

平成25年度当初予算

◎一 般 会計    834億円             (対前年度比 1.7%増)

◎特 別 会計    615億0,400万円       (対前年度比 1.0%減)

◎病院事業会計    115億6,400万円       (対前年度比 2.2%増)

総  額    1,564億6,800万円       (対前年度比 0.7%増)


新政クラブは平成25年度越谷市一般会計予算について反対しました

予算議案の大半については賛成でありますが、(仮称)第三庁舎建設事業関係における支出について賛同できませんでした。昨年9月議会において(仮称)第三庁舎建設基本設計委託料及び、12月議会においては、「本庁舎整備審議会条例」について共に原案に反対し修正案を提出しました。よって本議案についても、(仮称)第三庁舎建設事業3億2,075万円について、また関連する予算について次の事から反対しました。

① 自治基本条例に定める「市民の市政への参加」の機会である意見聴取等が一切実施されず、市政への参加が十分に保障されていないこと。

② (仮称)第三庁舎建設の目的に、庁舎の狭隘化の解消や中核市への移行に伴う事務スペースの確保とありますが、同じ当初予算の中には本庁舎整備審議会運営費が計上されており、これから本庁舎に必要な機能や規模、配置など駐車場などを含めた敷地全体の利用計画を審議することとなっています。よって(仮称)第三庁舎建設では本当に必要な事務スペースがわからず、効率的・効果的な財源の活用とはなっていないこと。

③ (仮称)第三庁舎建設を急ぐ理由は、平成27年4月の中核市移行を目指している事がありますが、目指しているだけであり決定には至っていないこと。

 

平成25年3月13日大袋駅西口線4車線供用開始

「大袋駅西口線」全長1,860mのうち大袋駅西口駅前広場から区画整理事業地境までの650mが本路線に接続する市道との交差点部の改良工事を完成し、袋山郵便局前の交差点には信号機の新設を行い、4車線による供用開始をしました。道路形態が変更されていますので、気を付けて通行して下さい。

 

主な議案

 ◎越谷市副市長の選任につき同意を求めることについて

任期満了に伴い後任者を選任するもの  武藤 繁雄 氏(現副市長)(同意可決)

越谷市税条例の一部を改正する条例制定について

 東日本大震災からの復興に関し地方自治体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律の規定に基づき、東日本大震災を契機として緊急に実施する防災のための事業等により見込まれる歳出の増加に必要な財源を確保するため、平成26年度から平成35年度までの各年度分の個人市民税の税率について、本則税率の3,000円に500円を加算した額とするもの   (賛成可決)

越谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について

 低所得者層の負担軽減の拡充を図るため、被保険者均等割の法定軽減割合を現在の6割4割軽減対象者を7割5割軽減とし、さらに2割軽減の階層を設けるもの(賛成可決)

越谷市暴力団排除条例制定について

暴力団排除活動の推進に関し、基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、暴力団排除活動を推進するために必要な事項を定めることにより、市民生活の安全と平穏を確保し、及び社会経済活動の健全な発展に寄与することを目的として制定するもの  (賛成可決)

議決事項の一部変更について・・・千間台第一ポンプ場改修工事

 地中障害物の除去等に係る施行方法の検討に期間を要したことに伴い、委託期限を変更し、及びポンプ場本体の杭本数の変更に伴い、工事規模を変更するもの

委託期限・・・変更前:平成25年3月29日 → 変更後:平成25年12月27日工事規模(杭増し打ち工)・・・変更前:20本 → 変更後:22本  (賛成可決)

 

平成25年度西大袋土地区画整理事業予算

23億3,000万円(前年度比▲5.3%)

平成25年度の主な事業

l  街路築造工事    延長  926m

l  下水道築造工事   延長1,357m

l  調整池整備工事   照明灯設置45基

l  防火水槽新設工事  第5号公園内40t

l  建物移転      88棟

平成25年度末事業進捗率(見込み)65%

*現行の事業計画では、事業期間を平成 25年3月末としていましたが、現状の事業進捗率や今後の建物移転状況等を考慮し、さらに国庫補助金や保留地処分金など今後の資金計画等を判断し、今後8年間の事業期間の延伸が必要との事です。

 

☆最終日に国の補正予算可決に伴い3議案が追加提案され審議の結果、3議案ともに賛成可決されました。

◎一般会計補正予算(第6号)

5億9,000万円(道路舗装・歩道整備等)

◎西大袋土地区画整理事業費補正予算(第3号)

1,800万円(街路築造工事延長136m)

◎公共下水道事業費特別会計補正予算(第4号)

1億円(汚水管450m・雨水函渠581m)