令和4年9月定例市議会報告

9月定例市議会が令和4年9月1日から9月28日まで(28日間)開催されました。今定例会では市長より一般議案9件、補正予算議案9件、決算認定議案11件、合計29件の議案が提出され審議の結果、第65号議案、越谷市小中一貫校整備PFI事業に係る特定事業契約の締結についての議案が否決されました。その他の市長提出議案28件はすべて賛成可決されました。また、決算特別委員会が設置され令和3年度決算が認定されました。

 

令和3年度決算が認定されました

一般会計

歳 入  1,336億2,737万5,356円

歳 出  1,222億1,449万6,762円

特別会計

歳 入    624億2,515万6, 716円

歳 出    598億4,103万3, 172円 

合 計

歳 入  1,960億5,253万2,072円 

歳 出  1,820億5,552万9,934円

*歳出決算額における目的別構成比

 民生費 48.6%   総務費 13.2%  衛生費 10.2%

 教育費  8.6%   土木費  7.9%  公債費  6.1%

 その他  5.4%

病院事業会計

令和3年度  《1億590万7,000円の純利益》

主な議案

*越谷市立病院の診療費等に関する条例の一部を改正する条例制定について

 選定療養に係る初診に要する額の改定を行うもの。

(1)改定の理由

  •  地域医療機関との機能分化の更なる推進
  •  地域医療支援病院の取得を目指す
  •  越谷市立病院運営審議会の答申

(2)改正内容

3,900円→4,950円(+1,050円)引き上げ幅:1.27倍

※内訳:4,500円+450円(消費税)

*損害賠償額を定め和解することについて

学校事故に関し損害賠償額を定め、和解するもの。

(1)事故の概要

平成29年10月4日市内小学校の家庭科室において、同校児童が調理実習を行っていた際、ガスコンロの火が着用していたエプロンに燃え移り、熱傷を負ったもの

(2)損害賠償額    1,000万円

*越谷市立小中一貫校整備PFI事業に係る特定事業契約の締結について

(1)契約の目的:越谷市立小中一貫校整備PFI事業

(2)契約の方法:総合評価一般競争入札

(3)契約金額:142億1,946万3,974円に金利変動、物価変動及び税制度の変更による増減額を加算した額

(4)契約期間:契約締結日から令和22年(2040年)3月31日まで

(5)契約の相手方:PFIこしがや教育推進整備株式会社

(6)事業の概要

「仮称」蒲生学園:校舎等建設・既存屋内運動場改修・蒲生小学校校舎等解体

「仮称」川柳学園:小学校高学年棟等建設・南中学校柔剣道場解体

※越谷刷新クラブ・自民党・公明党・共産党・無所属議員1名、合計22名の反対、9名の賛成となり、否決となりました。

※越谷刷新クラブ反対理由

子どもたちの教育拠点、また地域の防災拠点となる学校施設を整備していくことに越谷刷新クラブとして、反対ではございません。

しかしながら、他の公共施設との複合化の検討や、民間のノウハウの活用などについて、官民連携の大型PFI事業として、熟慮の上の要求水準とは言い難いことや、業者選定過程において、選定審査会の人数を条例範囲内最大とせずに、多くの意見を取り入れていない。また審査には、事業分野に関する専門性や、財務や法務に関する專門性など、幅広い知見が求められるよう、専門家の審査委員が選定されているが、專門外の分野についても評価に関与しており、適正な評価となっていない可能性があること。他にも業者選定過程に於いていくつかの疑義があり、質疑等をおこなったが、払しょくされなかった。また、大型事業にも関わらず市役所内各部署の関与が見えてこなかった。以上の理由から反対しました。

 

*9月議会の一般会計補正予算において〆切橋の補修工事に係る予算が計上されました。南荻島地区と大袋地区を結ぶ、〆切橋の補修工事がおこなわれ、来年の夏までに歩行者と自転車の通行が可能となる予定です。