令和6年3月定例市議会報告

3月定例市議会が令和6年2月26日から3月18日まで(22日間)開催されました。今定例会では市長より人事議案16件、一般議案22件、補正予算議案6件、当初予算議案10件の合計54件の議案が提出され審議の結果、市長提出議案はすべて賛成可決されました。

また、各会派代表による代表質問、令和6年度当初予算を審議する為、予算常任委員会分科会が開催されました。

令和6年度当初予算

一般会計          1,157億円      (対前年度比  3.5%増)

特別会計 《全7会計》      613億9,200万円(対前年度比  3.4%増)

国民健康保険        300億8,000万円        (1.9%減)

  後期高齢者医療        55億9,000万円      (11.8%増)

  介護保険          228億2,000万円       (7.4%増)

  母子父子寡婦福祉資金貸付金     5,400万円      (54.3%減)

  東越谷土地区画整理         4,000万円        (増減なし)

  西大袋土地区画整理      25億0,000万円      (25.0%増)

  公共用地先行取得        3億  800万円      (20.8%減)

病院事業会計    145億2,980万円      (対前年度比  8.8%増)

公共下水道事業会計 104億6,740万円      (対前年度比  2.7%減)

合  計    2,020億8,920万円      (対前年度比  3.8%増)

越谷刷新クラブを代表し、代表質問に登壇しました。

(越谷市議会ホームページにて録画映像・会議録がご覧になれます。)

6項目について代表質問致しましたが、数項目報告させていただきます。

 

  • 今後の持続可能な大規模公共事業の考えについて
  • 小中学校・公立保育所・給食センター・市立病院・市営住宅・荻島地区産業団地・道の駅、それぞれの在り方と財政負担、各事業の優先順位について

  答弁・・・各事業の緊急性や必要性、費用対効果等を勘案し、財政負担の軽減や平準化などを図りながら進めていく必要があると考える。公共施設等については、公共施設等総合管理計画で、コストや建物総量の抑制、長寿命化などを図りつつ、適切な施設の維持に取り組む。優先順位については財政負担や見通し、平準化等を見ながら総合的に判断していく。

  • 保育行政について
  • 保育士の不適切保育の現状や認識について

  答弁・・・令和5年度に於いてはそのような事案は発生していない。通報があった場合は保育コンシェルジュが現場の確認を行い、聞き取り調査を行うなど、迅速適切な対応を行う。

  • 公立保育所の指導監査実施について

答弁・・・指導監査については、埼玉県が実施主体とされていたが、厚生労働省より、指定都市や中核市等に所存する保育所については、それぞれの市において実施することが示された事から、現在実施に向けて準備を進めている。

  • 地域型保育事業の設置(小規模保育事業)について

答弁・・・令和5年度は新越谷駅周辺に設置できる事業者を募集したが、不調に終わり開設されなかった。今後は保育ニーズを勘案し必要に応じた整備を行う。

  • 保育士向け補助制度(保育士家賃補助等)について

*さいたま市・川口市・草加市・三郷市・八潮市・春日部市では保育士向けの家賃補助を行っているが越谷市はなぜ家賃補助を行わないのか。

答弁・・・新卒保育士就職準備金貸付や家賃補助については、今後予定されている保育士の配置基準の改善や、こども誰でも通園制度の実施を見据える中で保育人材の確保に向けた総合的効果的な支援策の実施について調査研究する。

西大袋土地区画整理事業・都市計画道路の整備について

  ①西大袋土地区画整理事業の進捗状況について

  答弁・・・大竹中央線・袋山恩間線を中心に事業を進めており、進捗率は街路築造延長ベースで71.0パーセント・建物移転ベースで91.4パーセント。

  • 都市計画道路「健康福祉村・大袋線」の整備について

答弁・・・全体取得面積約43.000平方メートルに対し、取得率は約21パーセント。引き続き財源確保に向け、関係機関と調整しながら早期に工事着手できるよう取り組む。

  • 「大竹中央通り線」「袋山恩間線」の整備について

答弁・・・大竹中央通り線については延伸に向けて街路築造工事や下水道、上水道及びガスなどのインフラ整備を進めている。袋山恩間線については、区画整理地内では建物移転を進めながら早期開通に向けて取り組んでいく。

土地区画整理地区界から国道4号までの延伸については整備に関する条件 等を整理しながら、事業化の時期を判断する。

  • 調整池の清掃について

答弁・・・調整池の草刈り等の環境整備に努め親しみのある景観の形成を図っていく。

  • 西大袋土地区画整理事業の事業延長について

答弁・・・換地処分後の清算金に関わる事務の5か年を含めた8年間を延長し、令和18年度までの事業期間に変更させていただく。