9月定例市議会が、9月3日から9月25日(23日間)まで行われ、市政に対する一般質問・決算特別委員会・常任委員会等が行われました。市長より26議案が提出され、25議案が可決、1議案が否決となりました。

平成23年度決算を認定しました

決算特別委員会を設置し、3日間に亘り審議され本会議で認定されました。

一般会計

 歳入   921億  516万9,342円

 歳出   880億3,162万5,074円

特別会計

 歳入   623億6,035万5,679円

 歳出   593億7,535万3,185円

合計

 歳入 1,544億6,552万5,021円

 歳出 1,474億  697万8,259円

平成24年度 9月補正予算

一般会計 補正額 36億5,000万円

特別会計 補正額 26億2,629万3千円

合 計  補正額 62億7,629万3千円

補正後の予算額

一般会計    857億6,200万円

特別会計    647億4,829万3千円

病院事業会計  113億2,000万円

合 計   1,618億3,029万3千円

 

*9月補正予算の中で、新規事業として、市役所庁舎整備費として、(仮称)第三庁舎建設基本設計委託料2,000万円が計上されました。

 第三庁舎建設という計画は今まで耳にしたこともなく、総合振興計画や実施計画等にも一切記載がありませんでした。突然出てきた計画です。また、なぜ当初予算ではなく補正予算で計上されたのか疑問を持ちました。第一庁舎は耐震基準を満たさず安全性の担保が一切ありません。

 提案の理由としては庁舎の狭隘(せまい)としていますが、計画性がなさすぎます。本庁舎は構造耐震指標0.11と埼玉県内の市庁舎で最低の値です。築43年の庁舎は2001年の耐震診断で補強が必要と診断されていますが、建て替え費用の見通しが立たないとの理由から耐震対策は宙にういている状態です。本庁舎の耐震補強工事や建て替えなどの計画がないままに、庁舎内が狭いから(仮称)第三庁舎を建設しますでは納得がいきません。まずは本庁舎の安全を確保することが第一と考えます。

 平成27年度に越谷市は中核市に移行を予定していますので、今まで以上に狭隘化が進む事も理解します。生活保護など福祉部門の相談も増えプライバシー確保のためのスペースが必要な事も理解します。(仮称)第三庁舎建設が反対なわけではありませんが、本庁舎を含めた将来的な展望で計画すべきと考えます。第三庁舎建設には約18億円程度費用が掛かる予定です。これらの事から、私たち会派のメンバーは「庁舎全体の計画策定を優先すべき」と修正案を提出し補正予算の原案に反対をしました。しかしながら、本会議において9月補正予算議案は賛成多数により可決されました。

わたしたちは今後も市役所本庁舎の耐震補強・庁舎建て替えを含め、安全安心な市民サービスが行われるように注視し提言をして参ります。

 

 

主な議案

*監査委員の選任につき同意を求める議案(否決)

6月議会(江原千恵子議員)に引き続き、監査委員に金井直樹議員を選任のため同意を求める議案が提出されましたが否決となりました。現在、監査委員は1名の欠員となっています。

*出羽地区センター・公民館建設工事(建築)請負契約の締結について(可決)

出羽公園・西体育館に隣接する土地に出羽地区センター・公民館が建設されます。

契約金額 3億8,640万円(一般競争入札)契約の相手方:髙元建設株式会社

構造:鉄筋コンクリート造 2階建   履行期限:平成25年10月31日

*公共下水道築造工事(御料堀第1号雨水幹線)24-13請負契約の締結について(可決)

現在行われている東武伊勢崎線北越谷駅大袋駅間公共下水道築造工事(御料堀第1号雨水幹線)

と接続される4号バイパス高架部分の地下に下水道を築造する工事。

契約金:3億3,705万円(総合評価一般競争入札)契約の相手方:株式会社鈴木組

規模:ボックスカルバート 縦2,400mm×横2,400mm 延長70.60m

*越谷市教育委員会委員の任命につき同意を求める議案(可決)

教育委員会委員山口文衛氏の任期満了に伴い後任委員を任命することについて、同意を求めるもの。後任委員として弁護士の進藤秀子氏の任命が同意されました。