12月定例市議会が平成23年11月30日から12月16日までの17日間行われました。

今定例会に提出された議案は、29議案。人事議案1件、一般議案23件、補正予算5件について審査が行われました。各常任委員会で慎重審議が行われ、全ての議案が可決されました。本会議に於いてもすべての議案が原案可決されました。

平成23年度12月補正予算

一般会計 補正額 3億8,000万円   特別会計 補正額 31億500万円

補正後の予算額

一般会計   879億1,000万円   特別会計    634億3,859万5,000円
病院事業会計 110億7,600万円   合  計   1,624億2,459万5,000円

一般会計補正額は3億8,000万円。特別会計補正額は31億500万円が追加されました。
歳入の主なものは、事業費の追加等による国・県支出金及び市債の整理によるものです。

歳出は扶助費の追加、介護保険特別会計への繰り出し金の追加、償還に係る公債費の追加、人件費の整理が主なものです。補正の中に、民生費と教育費で「施設用器具購入費」500万円とそれぞれ補正予算が組まれました。これは公立保育所、小中学校給食センターにそれぞれ給食食材の放射性物質を測定するために「放射性物質測定器」を購入するものです。

* 関連して、議案ではありませんが、一般質問等で明らかになりました、「空間放射線測定器」(ガイガーカウンター)を越谷市は現在2台購入して測定をしていますが、今後、同等の機器を2台(約50万円)と10万円程度の簡易測定器を5台購入する予定との事がわかりました。今後、購入する測定器は市民へ貸し出しを予定しているとのことです。

「主な議案」

市長・副市長・教育長・常勤監査委員・市職員の給与減額

11月30日に、先議として4議案について審議されました。この4議案については、「越谷市特別職報酬等審議会」の答申、また、「人事院勧告」を尊重し、「市長・副市長・教育長・常勤監査委員・職員」の給料をそれぞれ改定するもので、平成23年12月1日から施行される為、11月30日に議会が開催され、初日に審査が行われました。引き下げ額は、「市長3,000円」、「副市長・教育長2,000円」、「常勤監査委員1,000円」、職員の中高齢層(40歳代以上)の給与水準を0.27%引き下げるものです。目安として、一人あたり約1万5,000円、職員給与の削減額は年額で2,500万円となります。

平成24年6月より市役所南側駐車場有料化

「越谷市役所駐車場使用料条例制定について」

自主財源の確保を図るため、閉庁時間において一般の駐車のために「越谷市役所駐車場」を使用させ、使用料を徴収することに伴い、使用料の額、納付方法等について定めるものです。平成24年6月1日から施行されます。これには理由がありまして、この平成24年6月には越谷駅東口再開発ビルが完成し、その中に越谷市が運営する駐車場が造られます。これらの事から市役所南側駐車場が無料で開放しますと駅前駐車場に車を止めずに、市役所に止めてしまうことが考えられます。これらも理由の一つと思われます。

有料の対象となる日時は、閉庁日、午前零時から午後12時まで。開庁日、午前零時から午前8時まで及び午後6時から午後12時まで。使用料の額は、入場から30分まで100円、以降30分ごとに100円。これは中央市民会館、駅前駐車場と同じです。納付方法は出場する際に精算機により納付していただきます。

議会改革が行われ日程等が今議会より変わりました。

今定例会より一般質問が、3日間から4日間へと会期編成されました。結果として4日間では終わりませんでしたが、各議員ともに時間を気にせず質問が出来たと感じました。

常任委員会・特別委員会においての質疑が「一括質疑一括答弁」から一般質問と同様の「一問一答式」となりました。一問目は一括して質疑をしますが、2回目からは一問一答で、回数の制限もなくなりました。今までは質疑は3回でしたのでより深い議論が出来るようになりました。

3月議会で行われる代表質問に於いても一般質問と同様に「一問一答式」の質問が可能となりました。

議員個人、各地区の議会報告会は行われていましたが、議会としての議会報告会が実施される事が決定されました。詳細についてはまだ決まっていません。いつ、どこで、年に何回行うか等はこれから話し合われます。

今定例会より議案に対する、各議員の賛否が公表されることになりました。市議会ホームページ・こしがや市議会だよりで議案に対する賛否が公表されることになりました。

これに伴い、採決方法が変更され、より明確になるよう挙手採決から起立採決に変更となりました。

越谷市議会ホームページ http://www.city.koshigaya.saitama.jp/gikai/index.html にてご覧になれます。

全員協議会が開催され、放射能物質の対応について説明を受ける!

越谷市議会では初めてだと思われますが、全員協議会を開き、東埼玉資源環境組合の副管理者をはじめ、資源環境組合の職員の方にごみ焼却場の焼却灰等に含まれる放射性物質の対応について説明を受けました。

増林地区にあるごみ焼却場(リユース)でごみの焼却処理の際に発生する飛灰の採集処分が受入れ停止となっています。従来は1日30トンの飛灰をトラックで秋田県大館市にある処分場へ運んでいましたが、他市から運ばれた飛灰から基準値以上の放射性物質が検出され、以降、受入れ停止となっています。

現在は、リユースの敷地内に一時保管して対応をしています。現在、他の最終処分場引き取りを依頼するなど搬出先の確保に努めています。現在の状況では、1月末には一時保管場所も限界に近づいている。等の説明を受けました。

詳しくは、東埼玉資源環境組合ホームページ http://www.reuse.or.jp/ をご覧ください。

ごみの分別・減量にご協力ください!

焼却灰の最終処分が現在受入れ停止となっています。少しでもごみの量を減らすことが私たちの出来る事だと考えます。また、東埼玉資源環境組合では、5市1町のごみを処理していますが、ごみの量(重さ)で越谷市の負担金が決定され支払われています。

ごみが減れば負担金(皆様からの税金)も減ることになります。

雑紙は資源です。分別してごみを減らしましょう!詳しくは リサイクルプラザ 976-5371

雑紙とは、お菓子などが入っていた紙箱や、紙袋、トイレットペーパーのしん、シュレッターの紙屑、学校からのお手紙等です。現在、多くの雑紙が燃えるごみとして捨てられています。分別のご協力をお願いします!

「西大袋土地区画整理事業」進捗状況

平成9年1月に事業着手し、施行面積125.9ha、街路延長36km、公園9箇所、調節池1箇所、家屋移転931棟の計画

*平成23年度末の事業進捗率55%の見込み

*延長1,211mの大袋駅西口線は24年3月に「大竹大道線」から「健康福祉村大袋線」まで供用開始予定

全線開通は平成25年度末を予定

*商業施設は平成23年10月より工事着手、24年春オープン予定と伺っている(カスミストアー、しまむら、マツモトキヨシ)