令和5年12月定例市議会報告

12月定例市議会が令和5年12月1日から12月20日まで(20日間)開催されました。今定例会では市長より専決処分議案1件、人事議案1件、一般議案27件、補正予算議案6件、合計35件の議案が提出され審議の結果、市長提出議案はすべて賛成可決されました。

私は職員定数条例改正、市議会議員・市長・副市長・教育長・常勤監査委員の報酬及び費用弁償等の条例改正、指定管理者の指定(越谷コミュニティセンター)、一般会計補正予算(第6号)、病院事業会計補正予算(第1号)の8議案について反対しました。

主な議案

*専決処分事項の承認を求めることについて(一般会計補正予算・第5号)

 物価高騰対応重点支援給付金給付事業の執行に要する経費について予算を補

正する必要が生じたが、議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため

議会を招集する時間的余裕がないことから専決処分したもの

☆補正額:25億6,000万円 専決処分日:令和5年(2023年)11月20日

1 給付対象者

*世帯全員の令和5年度分の住民税均等割が非課税である世帯

*予期せず家計が急変し、上記の世帯と同様の事情にあると認められる世帯 

2 給付額  

*1世帯あたり7万円

*越谷市職員定数条例の一部を改正する条例制定について

行政需要の高まりや喫緊の課題に対応するとともに、子育て世代等への支援体

制の充実、市立病院の経営改善、救急体制の強化等により、さらなる市民サービスの向上を図るべく、職員定数を変更する必要があるため、提案するもの

*市長部局20人、市立病院11人、消防局9人、教育委員会事務局2人、合

計42人の職員定数を増やすものです。救急需要の増加に対応するため救急隊1隊の増加やこども家庭センター設置のための増員には理解しますが、現在5億円ほどの赤字が見込まれている市立病院の増員、ふるさと納税寄付額向上のための職員増員等については根拠や見通しもなく反対しました。

*越谷市議会議員の報酬及び費用弁償等、市長及び副市長・教育長・常勤監査委

員の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について

☆期末手当に関する規定の整備を行うもの

令和5年12月期《公布の日から施行し、令和5年12月1日から適用》

改正前:100分の220 → 改正後:100分の230

本年6月期の期末手当支給割合(100分の220)と合わせ、本年度の年間支給割合を100分の440から100分の450とするもの

*市長・副市長・市議会議員等、特別職の条例改正については反対しました。

*越谷市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について

一般職の国家公務員の給与の改正に伴い、国に準じて職員の給与を改正するもの

  • 給与表の改定(行政職の平均改定率 プラス1.4%)
  • 期末・勤勉手当の支給割合の変更

令和5年12月期《公布の日から施行し、令和5年12月1日から適用》

期末手当 改正前:100分の120 → 改正後:100分の125

勤勉手当 改正前:100分の100 → 改正後:100分の105

本年6月期の期末手当支給割合(100分の220)及び12月期の期末・勤勉手当支給割合100分の230)と合わせ、本年度の期末・勤勉手当の年間支給割合を100分の440から100分の450とするもの

*越谷市こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例制定について

医療費の支給範囲を拡大し、もってこどもの保健の増進を図るもの

令和6年4月1日から施行

☆(支給対象年齢の拡大)

改正前:15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者

改正後:18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者

*指定管理者の指定について(越谷コミュニティセンター)

1、指定管理者に指定する団体

   越谷市社会福祉協議会・シンコースポーツグループ

2、指定する期間

令和6年4月1日から令和9年3月31日まで

*越谷サンシティ・越谷コミュニティセンターは今後の事業が未定のため3年間の指定管理者指定に反対しました。

*越谷市一般会計補正予算(第6号)について

*越谷市病院事業会計補正予算(第1号)について

 上記の2件の補正予算については病院事業会計への負担金が計上されています。越谷市立病院では今年度の赤字額が約5億円程度見込まれており努力なくこの時期での負担金には賛同できず反対しました。